ツールの使い方

ベアリング組み込みツール TMFT36
3点式引き抜きプーラー TMMAシリーズの2機種をピックアップします。

TMFT36

ベアリング組み込み時の不良発生率は16%です。この16%を防止するSKFのTMFT36。ベアリング組み込み作業を敏速・正確・安全に行うことができます。

  • 36枚のインパクトスリーブは400種類以上のベアリングに対応
  • シャフト/ハウジングの双方に正確に組み込める
  • ベアリングの内径・外径にしっかりフィットし、打撃力を分散しベアリングが受ける衝撃を軽減する
  • インパクトリング・スリーブは軽量ながら衝撃力に強く長持ち

YouTubeでも多数紹介されています。

作業手順

TMFT36選択表を確認

組み込み対象となるベアリングをTMFT36選択表にて確認し使用するインパクトリング・スリーブを選びます。

スリーブにインパクトリングをセット

スリーブにインパクトリングをセットし、インパクトリングをベアリングの内輪・外輪にしっかりフィットさせ専用のハンマーでベアリングを打ち込みます。

TMFT36は機械組立の生産現場でのご使用だけでなく、出張メンテナンス時も大活躍。軽量コンパクトでキャリーケースに収納され持ち運びが便利。出張メンテナンスでは、このようなツールのご使用によりお客様も安心。メンテナンス業者様の信頼性も向上すること間違いなしです。

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TMMAシリーズ

  • スプリング式アーム機能搭載により装着がワンタッチ
  • 自動センタリングにより作業時間が大幅短縮
  • 三点支持によりベアリングに対し垂直に装着できるため、ミニマム力で引き抜き可能
  • 最大引抜力30・50・80kNの3種類のサイズをご用意
  • 50kN・80kNは油圧式スピンドルもご用意

ご使用方法はYouTubeでも多数紹介されていますのでご確認ください。

操作手順

アームを広げる

TMMAの内側の赤いリングを手前に引き3本のアームを広げます。

軸のセンターに突起をセット

その状態で軸のセンター穴にTMMAのスピンドル先端の突起をセットします。

六角ナットを固定

リングから手を離すとアームが縮まるので、スピンドルの後部の六角ナットを固定し外側リング部の六角ナット部分をネジ込みます。

アームを固定する

アームがベアリングにしっかり固定されたことをご確認いただけましたら六角ナット部分を更にねじ込みベアリングを引き抜きます。

ベアリングを引き抜く

この時TMMAとベアリングの外輪・転動体が回転しながら引き抜きますのでベアリングに大きな損傷を与えることなく、真直ぐに引き抜くことができ作業の速さ・正確・安全性に対応したツールです。軸からベアリングが引き抜ける際、ベアリングを落とさぬようご注意ください。

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